2011年4月5日

まほろ横丁

この3月11日に起きた東北関東大震災では多くの方が亡くなり傷つきました。そして多くの人たちが被災し、今も各地で不自由な避難生活を余儀なくされています。さらに原子力発電所の被災事故による放射能漏れと汚染問題・・・など未曾有の災害による影響は大きく私たち古書業界にも及んでいます。
亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに・・被災地の1日も早い復興を心から祈らずにはおられません。

少しでも早く穏やかな日常を取り戻せるよう私たちも前に進まないといけないと思います。

さてこの度、小田急町田駅北口を出た通り(POPビルのある栄通り)のちょうど裏手の通りを、このお店の私たちが中心となり「まほろ横丁」と名付けることになりました。
名前は三浦しをんさんの直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」からいただきました。町田が舞台の「まほろ駅前多田便利軒」は映画化されこの4月23日に公開されます。この作者である三浦しをんさんは、当時町田に住んでいてその青春の一時期をわが高原書店で働いていました。この通りには、しをんさんゆかりの高原書店があり、「まほろ駅前多田便利軒」の小説の登場人物のように、楽しく個性豊かなお店がたくさん集まっています。
しをんさんの作品のようにユーモアにあふれ、人間味のある、そしてだれもが幸せになれる・・・そんな街(横丁)にしたい。という思いをこめて名づけました。
しをんさんからも素晴らしい「応援メッセージ」をいただきました。
これからもいろんな楽しいイベントをやっていきます。
どうか「まほろ横丁」をよろしくお願いいたします。

高原陽子

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