2007年9月29日
眉山
やっと涼しくなりました。花屋さんにもリンドウ、おみなえし、トルコキキョウ・・など、秋の花がいっぱいです。
こうして・・秋風が吹き始めると、あの夏の暑さが懐かしく、なんだか寂しくなってきます。
「眉山」という映画のタイトルを聞いた時、びっくりしました。あの徳島市の真ん中にある美しい眉の形をした山・・と同じだったからです。なんとそのものでした!徳島が舞台になっている映画「眉山」・・・ストーリーそのものよりも・・阿波踊り、吉野川、新町川の水際公園、眉山ロープウェイ、阿波十郎兵衛屋敷・・・などなど・・
なつかしい徳島の風景が観たくて・・映画館に行きました。この映画でもすっかり有名になった徳島は、わたしの郷里であり、また高原書店の大型倉庫もあるところなのです。
・・この夏、久しぶりに徳島に帰ってきました。
徳島・・という街はほんとに夏がふさわしい街である。
阿波踊りでにぎあう徳島の夏は・・ことのほか暑い!今や全国的にも有名になった「阿波踊り」・・「踊る阿呆に観る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃ損、損・・・」とおなじみのフレーズと「阿波よしこの節」・・・毎年8月に開催される阿波踊りは、踊り子と観客が一体となって、壮大な乱舞がくりひろげられる。それは、迫力があり、壮大で、情熱的で・・豪華絢爛・・
すばらしいのである。
いつも徳島に帰る時、ワシントンヤシの茂る徳島駅前に着くと、なんだかほっとする。
その駅前大通りの向こうには、「眉山」が美しい姿をみせている。徳島市のほぼ真ん中にある眉山の山頂から見下ろす徳島の街は・・ぎらぎらした真夏の太陽の下で、助任川(すけとうがわ)や新町川の川面がキラキラ輝き、町並みは真っ白に光っていてほんとに美しい。さらにその向こうに豊かな吉野川がある。吉野川は、いつみても豊かでなみなみと水をたたえている。
・・その吉野川の北側に、ひろびろとした水田と蓮田がひろがっている。美しい水と緑の街なのです。
ちょうどこの吉野川の北側に高原書店の倉庫もあります。
「眉山」・・・その昔、万葉集のなかで、なだらかな美しい眉のような形を「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」と詠まれ、古くから徳島の人々の心を見守り癒してきた山。だそうです。わたしの母校の校歌にも歌われていました。
(ちなみに、この学校、先輩に瀬戸内寂聴さんもいらっしゃる名門校です。)