2006年12月18日
千の風になって
私のお墓の前で泣かないで下さい。
そこに私はいません。
私は死んでなんか
いません。
千の風になって 千の風になって
わたしは その 大きな空を吹き渡っています。
死んだ人が風になって吹きわたる という作者不詳のこの有名な詩が しみじみと心にしみます。
高原坦の急逝という痛みをかかえて生きてきたこの一年でした。
高原坦の一周忌を先日すませました。
ほんとにあっという間の怒涛のような一年でした。
スタッフのみんなに助けられてここまでやってくることができました。
高原書店と、この膨大な量の本のみが坦の残した唯一の財産です。
そしてまたこれを生かして、続けていかなければならないと思っています。
この一年 、池原店長を中心にお店もずいぶん改革してきました。
・地方史のコーナーの新設
・絶版文庫のコーナー拡大
・町田文学館開設に合わせて「町田ゆかりの作家コーナー」新設
・・・これは、前社長と親しく交流のあった遠藤周作さん、
八木義徳さんなどを中心に集めました。
そして一階の児童書部屋は空間を広くして子ども用のいすを置き、子ども連れのお母さんたちも気楽にお店に来られるようにしました。
今は、クリスマスツリーが飾られてとっても綺麗です。楽しい古書店のコーナーです。
二階には、通路に長いすを置き、かわいらしい座布団を並べました。
ゆっくり休みながら一階から四階まで本を見てもらおうという配慮です。
こういった女性店長らしい細やかな心配りがあちこちにみられて、楽しいお店になってきています。
また、インターネットの方も、入力数を増やしたり、従来の分野別割引セールだけでなく、一月からは、徳島の名産品プレゼントなどもやってみようかと思っています。
どうかこれからの高原書店にご期待ください。