《本の名称》 @天 (てん) …本を立てた場合、上側になる切り口のこと。天を金色に塗ったものを「天金」・色染めをしたものを「天染め」といいます。 A小口 (こぐち) …本を閉じて見えるページのサイド部分で、一般的には、前小口だけをさします。 本来は本の「のど」以外の3方の辺のことをいい、上の小口を「天」・下の小口を「地」・のどの反対側の小口を「前小口」といいます。 B地 (ち) …本を立てた場合、下側になる切り口のこと。 C表紙 (ひょうし) …本の中身を保護するための外装。開きはじめの側を表表紙(おもてびょうし)、反対側を裏表紙といいます。 D背 (せ) …本の閉じてある方。タイトルが書いてある部分のこと。 Eのど …表紙と見返しの接するところ。本の中身が背に接する部分。 F見返し (みかえし) … 表表紙(おもてびょうし)の裏側で、表紙の次の印刷のない紙。一般的には表表紙・裏表紙の内側に貼り付けて、本の中身と表紙をつなぎ合わせている「見返し紙」のこと。表紙と本の中身を張りつける「力紙」(ちからがみ)・「きき紙」と、表紙に貼られていない「遊び紙(遊び)」とがあります。 G扉 (とびら) …見返しの次にある題名や著者名、発行所名などが書いてあるページ。2ページに亘っているものを「見開き扉」といいます。上質紙を用いて本文と区別しているものもあります。 H平 (ひら) …本の表紙のたいらになっている部分。一般的に表紙の平には書誌事項(タイトル、著者、出版社など)が書かれています。書店で見られる「ひらづみ」は表紙の平を上にむけて積んでいるということです。 I函 (はこ) …本につける箱のこと。いわゆるケース。 Jカバ …カバー。本のジャケットのこと。 Kスピン …しおり紐のこと。 |
《本のサイズ》 ・A5 …いわゆる菊判と ほぼ同じサイズ。 ・B6 …いわゆる四六判と ほぼ同じサイズ。 |
《難の表示》 ・ヤケ …経年によって茶色く変色したものや、日光などで色落ちし白っぽくなっている場合とがあります。 ・シミ …ほとんどの場合がホコリによるヤケシミ(茶色い点々)。まれに食べこぼしやインクのシミ、濡れたことによる輪染みの時もあります。 ・イタミ …使用による経年の傷みや、函や本の端や角が擦れたもの、カバーなどの少しの切れ込み状のヤブレなどがあります。 ・ヨゴレ …使用による汚れがほとんど。擦れたためにひらの部分が黒ずんだりしたものもあります。 ・書込 …函や本に筆記具で文言やチェックマークなどを書き込んであること。 ・線引 …函や本に筆記具で直線や波線などを引いてあること。殆どの場合は黒や青色。 ・朱線引 …函や本に赤色の筆記具で直線や波線などを引いてあること、まれに色鉛筆など様々な色の場合もあります。 |
《状態の表示》 状態 : 良 A →→→→→ D 悪 ・A …新刊本に近いかなり良い状態のため、出品商品には稀です。線引・書込等の難はありません。 ・B …古びてはいますが、経年劣化の範囲内の商品です。一般的な古本で特に酷い難はない状態。 線引・書込・印などの難やカバや函などにイタミなどがある場合もあります。ヨゴレ・ヤケ・シミの程度が経年並。 難があっても全体的には良い状態。 ・C …全体的にあまり良くない状態で、経年劣化よりも状態が悪化していると思われる商品です。 或いは難の程度がBよりも悪い商品。(線引・書込・印などの難が多い、カバや函などの傷み方が酷い、ヨゴレ・ヤケ・シミの程度が強いなど。)なお、全体的に状態が良くても函欠・カバ欠などのときは状態:Cになります。 ・D …本にコワレがある等かなり難のある状態です。或いは難の程度がCよりも悪い商品。 また、保存状態が悪かったために難が数多くある商品ですが、出品商品には稀です。 ※ご留意ください。 ・状態はデータ入力者の主観によるところが多いため、評価に多少のズレがあります。 入力者が状態:Cと入力していても、別の入力者の主観では状態:Bと判断することも多々あります。 ・同じ状態表記でも発行年によっては実際の状態に差があります。 例)状態:B…1990年発行→ヤケが少ない・弱い、昭和10年(1935年)発行→ヤケが多い・強い。 これは「基本的に、状態Bは経年劣化を基準にしている」ためです。(22年前と77年前の商品が同じ程度の経年劣化とは考えにくい。) ・本の壊れ、落丁や汚れ・破れなどで“読めない本”は出品・販売していません。 例え状態:Dでも本編が読めないようなことはありません。 ・状態に関して気になることがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。 言葉(文字)だけの表現では分かりづらいときなど、必要に応じ画像にてお問い合わせに回答いたします。 |